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幼い頃の思い出がつまったピアノの処分

幼稚園生の頃からピアノを習っていました。

最初は音楽教室でエレクトーンをやって、そこの先生のピアノの個人レッスンへ移行して、高校生になってそのレッスンをやめるまでは10年以上。

そんなに上手な方ではありませんでしたが、私なりに楽しくレッスンを受けていました。

私が子どもの頃といえばバブルまっさかり。

今では慎ましい生活をしている両親も、子供に月謝制の習い事をさせる余裕があったんだなあと思うと、なんだか感慨深い気持ちになります。

小学校に入学すると同時に買ってもらったのが私専用のピアノです。

もちろんグランドピアノなんてものを置ける部屋はありませんので、アップライト式のカワイのピアノでした。

毎日練習をするほど好きだったわけではありませんが、週に1回のレッスンの前日にはとりあえずの気持ちで楽譜に向かったものです。

学校の合唱コンクールでは伴奏をすることもありましたので、そんなときは一生懸命練習しました。

専用の布とクリーニング材でマメにお手入れもしたものです。

そのピアノもレッスンに通うのをやめてからはだんだんと出番がなくなり、ついには私が結婚して家を出ることになりました。

うちには私以外にピアノを弾く人はいませんので、その頃にはピアノは楽器ではなく飼っている猫のベッドのような扱いになってしまっていたんです。

引越しをする前に母は私に、自分のものでいらないものは処分してから出なさいね、という話をしてきました。

そして「ピアノはどうするの?」と聞くのです。

新居は賃貸のマンション。

もちろん持っていけるわけもありません。

処分したくない気持ちはありましたが、持っていくこともできないので、母の判断に任せることにしました。

そして私が実家を出て半年後、ピアノを処分したことを聞かされました。

売りにだそうかとも思ったそうですが、猫の毛だらけでしたし、何年もまともに調律していないピアノが売りものになるとも思えず、粗大ゴミとして回収してもらったそうです。ピアノの買取をしてもらった方が良いような気もしました。

私はピアノ以外に習いごともクラブ活動もしていなかったので、幼い頃の思い出といえばピアノでした。

その思い出を共にしたピアノが粗大ゴミとして出されてしまったというのは思いがけずショックで、そんな自分に驚いてしまいました。

もう少し生活に余裕ができたら、またピアノを習ってみるのもいいかもしれないななんて思っています。

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